木々村良平の異能狩り超能力事件簿

木々村良平の異能狩り超能力事件簿

17-和室にて通話

気づいたら、ここは、和室の部屋だった。何が起きたんだ? さっきまでの記憶を思い返す。轟剛力とやりあっていたはずだ。 身体を起こしているのがやっとで……轟剛力が帰って…… ダメだ。そこから記憶が無い。何でこんなところにいる...
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16-バクチ

俺の考えた手は最早、手でもなんでもないかもしれない。バクチ、それもヤケになったバクチと言える。自分の身体を犠牲にする作戦。 師匠ならそんなのは作戦と言えないと一蹴するだろう。けれど、今はこんな状況だ。俺の準備が足りなかった。本来なら...
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15-圧倒的埋められない差

全然勝てない。反撃を決意 「俺も試したいことがあるからさ」「人がいないってのは助かる」 試したいこと、と先ほども言っていた。さっきもやったんじゃないかと思った。俺には意図がつかめなかったが、轟剛力は能力を発動する。その発動を感...
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14-逃走からの闘争

轟剛力が警戒心を強めてから、こちらに踏み込んで来なくなった。俺よりも間合いが遠くても何とでもなるぜ、と言わんばかりに俺が反応できるギリギリの間合いから何度も攻撃を繰り出し、俺の精神と身体を疲弊させていく。 まともにやり合いを続けてい...
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13-攻勢

「雷斗さーん、先にやっちゃってるんですね!」「雷斗さん、やっちゃってください!」 「うるせーよ、お前らが適当やってるから俺が尻拭いすることになってんだろーが!」 轟剛力雷斗が名乗った後、程なくして昼間に俺を呼び出した奴らも集ま...
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12-油断

まともにダメージが入るとは思ってなかったせいで、まともな受け身などをとれていなかった。かなり痛みを感じる。これは、訓練で師匠にぶん殴られた時並みの痛さかもしれない。 だが、それは、慣れているレベルの痛みでもあるということだから、まだ...
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11-対峙

昼休みに威嚇して、宣戦布告してすっきりした。相手に脅しをかけるために、相手に名前を言うというのは、こちらがお前たちのことを知ってるんだぞ、逃げ場はないということを相手に知らせ、プレッシャーを与えるという、昔師匠がやったことだった。師匠の場...
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10-威嚇

朝、結局考えても画期的な解決策は出てこなかった。 様子見、自衛、と言ったところか。ひどく憂鬱な気分になる。これか、嫌な気分というのは。こういう気持ちが募ると学校に行きたくない、となるのかもしれないな。いじめというものは、本当に憎むべ...
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9-良平に対する異変

帰り、もちろん凪元に声をかける。あいつらが、凪元を連れ去りそうになる前に俺が先に予定を入れていれば、それに割り入って入りにくいだろ、という短絡な考えだった。 が、案外うまくいくかもしれない。 今日はあいつらは声をかけてこなかっ...
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8-昼食のあと

ごちそうさまと言って殿子さんの作った弁当をおいしくいただいた俺は凪元が食べ終わるのを待っていた。頬杖ついてしまったりしたので行儀は悪かったかもしれない。 あの後、本当に沈黙だった。黙々と食べていた。教室中は和気あいあい、活発に言葉が...
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