木々村良平の異能狩り超能力事件簿 5-空き教室にて 昼休みになったばかりで、廊下に人はそんなに広がっていない。教室から、会話がガヤガヤと繰り広げられているのは聞こえるが、喧騒というほどではなく、凪元が紛れて見失ってしまうということもないだろう。 凪元は人気のない空き教室に連れられてい... 2024.06.22 木々村良平の異能狩り超能力事件簿
木々村良平の異能狩り超能力事件簿 4-観察 師匠との連絡の時、本当はビクビクしていた。「お前、調査の初動が遅いんじゃないか?」とか「そんな大した手がかりもなくノコノコ帰って来たのか?」とか「凪元の家に直接行くくらいやれ!」とか「そんなの、1日で解決できないでどうする。数日もかけるな... 2024.06.22 木々村良平の異能狩り超能力事件簿
木々村良平の異能狩り超能力事件簿 3-保健室に行った日の夜 授業が終わり、学校で爆発について調べようとした。しかし、授業後は、昼休みから2時間以上経っていたし、生徒が野次馬と化すのはあまり好ましいことではない、ということで、中々近寄ることはできなかった。だから、大した情報は得られなかった。それでも... 2024.06.22 木々村良平の異能狩り超能力事件簿
木々村良平の異能狩り超能力事件簿 2-保健室にて 同じクラスの凪元源蔵。見た目の割に、ゴツい名前でインパクトある。みんな名前だけは覚えているはずだ。しかし、インパクトがあるのは名前だけで、いまいち影が薄いやつだったはずだ。詳しくはあまり知らない。小柄で、前髪で目が隠れがちで、邪魔になりそ... 2024.06.21 木々村良平の異能狩り超能力事件簿
木々村良平の異能狩り超能力事件簿 1-爆発音と倒れていたやつ お昼休みに爆発音が響いた。学校内で爆発音が響くのは、珍しいことなので、周りが一斉にガヤガヤとし始める。 多くの生徒が音に関して驚いていたであろうその時に、俺は違うことを考えていた。 能力を使われた時のにおいがした。 特殊... 2024.06.21 木々村良平の異能狩り超能力事件簿